昼間は眠る生き物たちの、秘密の館
動物園を訪れる多くの方が、ライオンやキリンといった派手な動物に目が行きがちですが、安佐動物公園の**「はちゅうるい館」**には、一歩足を踏み入れるだけで、まるで異世界に迷い込んだかのような驚きと発見が詰まっています。
この館は、ワニやヘビ、カメなどの爬虫類に加え、昼間はなかなかお目にかかれない夜行性の動物たちが主な住人です。照明を工夫することで、彼らが活発に動く夜の環境を再現し、その珍しい暮らしぶりを観察することができます。
今回は、「はちゅうるい館」の二つの顔を持つ展示と、そこで出会える貴重な生き物たちに迫ります。
※この記事に掲載している画像はイメージです。実際の団体、個人、店舗、商品などとは異なる場合があります。
はちゅうるい館の二つの顔と珍しい住人
「はちゅうるい館」は2階建ての建物で、それぞれテーマが分かれています。
1. 2階:巨大なヘビから希少なカメまで、迫力満点の爬虫類の世界

2階は、名前の通り**はちゅう類(爬虫類)**が中心です。
特に注目したいのは、館内で最も大きな動物の一つであるビルマニシキヘビです。ニシキヘビ科の中でも大型で知られており、その力強く体を巻き付けた姿は、まさに圧巻の一言です。
また、ワニの中では最も小型で全長1.5m〜2mほどのニシアフリカコビトワニも展示されています。クロコダイル科に属しますが、その可愛らしい名前に反し、やはり鋭い目つきは迫力満点です。
さらに、館内のリクガメ広場や展示で出会えるホウシャガメは、甲羅に入る美しい放射状の模様が特徴です。世界で最も美しいカメの一つと称され、その優雅な姿はじっくり観察する価値があります。
そして、世界最大級の両生類であるオオサンショウウオも、この館の看板的な存在として展示されています。

2. 1階:身近なのに珍しい!夜行性の小型哺乳類
1階は、普段の開園時間(昼間)には寝ている動物たちのための夜行性動物のコーナーです。ここでは照明が暗く設定され、彼らが活動する夜の状態が再現されています。
- デマレルーセットオオコウモリ:暗闇の中を滑空し、逆さまにぶら下がるユニークな姿を見せてくれます。
- キンカジュー:長い尾を器用に使い、木の上で生活する夜行性の動物です。夜の照明の中で餌を探したり、木を登ったりする活発な姿は、昼間の動物たちとは全く違う魅力があります。
はちゅうるい館で出会える「珍しい」動物たち
- オオサンショウウオ: 世界最大級の両生類。「生きた化石」とも呼ばれます。
- ビルマニシキヘビ: 迫力ある巨大なニシキヘビ。
- ホウシャガメ: 甲羅の模様が非常に美しい、絶滅が心配されているカメです。
- ニシアフリカコビトワニ: クロコダイル科の中で最小種のワニ。
- キンカジュー: 長い尾が特徴的な夜行性の哺乳類。夜の活動を観察できます。

観察をさらに楽しむためのコツ
夜行性動物の展示を観察する際は、少し立ち止まって目を慣らすと、動物たちの動きが見えやすくなります。
- じっくり待つ: ビルマニシキヘビのような大きなヘビや、ワニ、カメも、体の構造や皮膚の質感、そして微細な動きなどをじっくり観察すると、新たな発見があります。
- 夜行性動物の行動観察: キンカジューやコウモリたちが餌を探したり、コミュニケーションを取ったりする活発な姿は、昼間の動物たちとは全く違う魅力があります。
驚きの体験後には一息!周辺情報
「はちゅうるい館」の独特の雰囲気から解放された後は、ぜひ明るい場所で休憩しましょう。
安佐動物公園の園内には、休憩や食事ができる食堂や売店があります。はちゅう類をモチーフにしたユニークなグッズや、オオサンショウウオ関連の記念品が見つかるかもしれません。
訪れる際は、最新の営業情報やアクセス方法、また各施設の正確なメニューや営業時間については、必ず安佐動物公園の公式情報をご確認ください。
「はちゅうるい館」は、動物たちの多様な生態と、夜の動物たちの神秘的な世界を体験できる魅力的な空間です。ぜひ足を運んで、普段は見られない珍しい動物たちの暮らしを覗いてみてください!
【ご来園前の注意】 ※この記事で紹介している動物は、天候や動物の体調、施設の都合などにより、展示内容が急遽変更・中止となる場合があります。最新の展示状況は、安佐動物公園の公式ウェブサイトなどで事前にご確認のうえ、お出かけください。


コメント