【進化する動物園】マルミミゾウに出会う安佐動物公園:動物本来の生態を引き出す展示の工夫

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広島市安佐動物公園は、自然の地形を活かした広大な敷地で、多くの動物たちが暮らしています。近年、動物たちの幸福(アニマルウェルフェア)を重視し、**「動物本来の生態や行動を引き出す」**ための展示リニューアルや工夫が積極的に進められています。

その中でも特に注目を集めているのが、日本国内で安佐動物公園でしか見られないマルミミゾウの展示と、その飼育環境への取り組みです。今回は、安佐動物公園の進化する展示の工夫と、そこで出会える動物たちの生き生きとした姿をご紹介します。

※この記事に掲載している画像はイメージです。実際の団体、個人、店舗、商品などとは異なる場合があります。


1.安佐動物公園の象徴「マルミミゾウ」と繁殖への挑戦

マルミミゾウは、アフリカの森林に生息する小型のゾウで、国際的にも希少な動物です。安佐動物公園は、国内で唯一マルミミゾウをペアで飼育している施設であり、種の保存に向けた重要な役割を担っています。

マルミミゾウ舎の工夫(アニマルウェルフェアへの配慮)

マルミミゾウ舎は、動物本来の行動を引き出し、ストレスを軽減するための工夫が施されています。

  • 自然に近い環境の再現: ゾウが動き回り、探索行動ができる広々とした展示場が整備されています。
  • 採食エンリッチメント: エサを単に置くのではなく、様々な場所に隠したり、工夫を凝らして吊るしたりすることで、ゾウが時間をかけてエサを探し、食べるという野生本来の行動を促しています。
  • 国内初の繁殖成功: こうした環境整備や飼育努力の結果、安佐動物公園ではマルミミゾウの国内初の繁殖に成功し、種の保存に大きく貢献しています。親子が過ごす様子は、多くの来園者に命の尊さを伝えています。

2.動物の行動を間近で観察できる「エンリッチメント展示」

安佐動物公園では、ゾウだけでなく、他の動物たちにも「エンリッチメント」(動物の生活の質の向上を目的とした環境の工夫)が取り入れられています。これにより、来園者は動物たちの自然な行動を観察することができます。

安佐動物公園の主な工夫と観察ポイント

  • チンパンジー舎: チンパンジーが道具を使ってエサ(昆虫など)を捕食する野生に近い行動ができるような施設が整備されています。彼らが知恵を使って工夫する姿を観察できます。
  • ライオンの「レオガラス」: ガラス越しにライオンを間近で観察できる施設です。肉食動物の迫力や、ガラスの近くでリラックスして過ごす姿を見ることができます。
  • アヌビスヒヒの展示: 野生のヒヒが作る大規模な群れの生態を再現しており、ヒヒたちがダイナミックに行動する様子や、おやつを食べる際の群れの構造を観察できます。
  • 「パンダ あい Way」: レッサーパンダの展示場で、足裏の観察ができるビューポイントが設けられています。

これらの展示は、ただ動物を見るだけでなく、彼らの生態や知性を「学ぶ」機会を提供してくれます。


3.ご来園のための基本情報

安佐動物公園は、動物たちと人間に優しい施設づくりを進めています。

施設情報内容
所在地〒731-3355 広島県広島市安佐北区安佐町大字動物園
開園時間9:00~16:30(入園は16:00まで)
休園日毎週木曜日(祝日の場合は開園)、12月29日~翌年1月1日
入園料(個人)大人(18歳以上65歳未満):510円、小人(高校生及び18歳未満):170円、中学生以下は無料
駐車料軽・普通・準中型(小)自動車:450円

(注記:開園時間、休園日、料金、駐車料金などは変更になる可能性があるため、訪問前に公式情報をご確認ください。)

動物園が種の保存と環境教育の拠点として進化し続ける安佐動物公園。訪れることで、動物たちの生き生きとした姿を通じて、環境や生命の大切さを再認識できるでしょう。

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