広島県動物愛護センターは、2023年8月に三原市(広島空港近く)へ移転し、これまでの施設から大きく生まれ変わりました。かつては「殺処分を前提とした施設」という役割が大きかった時代を経て、今では**「譲渡促進と命の大切さを学ぶための拠点」**へと、その使命が大きく変化しています。
ここでは、新しい家族との出会いを待つ保護犬・保護猫たちの「生態」と、私たちが彼らと心を通わせるために必要な「正しい接し方」についてご紹介します。センターを訪れることが、彼らの命を繋ぐ第一歩になります。
※この記事に掲載している画像はイメージです。実際の団体、個人、店舗、商品などとは異なる場合があります。
1.生まれ変わった「広島県動物愛護センター」の役割
リニューアルされたセンターは、木造の温かみのある建物と広々とした敷地が特徴です。週末(土日祝日)も開館しており、多くの人が気軽に訪れ、動物愛護について考え、行動できる場として整備されています。
【新しいセンターが目指す3つの基本コンセプト】
- 譲渡促進のための施設: 動物たちがストレスなく過ごし、新しい家族との出会いを待つための環境づくり。
- 命について学ぶ施設: 動物愛護教室や講習会などを通じて、「命の大切さ」を発信。
- 人が集まる施設: 芝生広場などでイベントを開催し、県民が動物愛護への共感と協力を育む場所。
施設内には、犬や猫が個別で生活できる展示室や、安全に触れ合えるふれあい室などが設けられ、譲渡に向けた準備が丁寧に行われています。
【参考となる施設情報】
◆ 広島県動物愛護センター
- 所在地: 〒729-0415 広島県三原市本郷町上北方 字用倉山11352番
- 開館時間: 9:00~17:00(窓口業務は9:00~16:30)
- 休館日: 月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)、年末年始
- (注記:開館時間や休館日、サービス内容は変更になる可能性があるため、訪問前に公式情報をご確認ください。)
2.保護犬・保護猫の「生態」と心に抱えるもの
センターに収容されている犬や猫は、様々な環境で生活してきた過去を持っています。その経験から、彼らの行動や感情には特有の傾向が見られます。
保護犬・保護猫の傾向(一例)
| 動物 | 過去の経験から見られる傾向 | 接し方のポイント |
| 保護犬 | 以前の飼い主との関係や野犬だった経緯から、人への警戒心や不安が強い子、あるいは過度に甘えん坊な子など、個体差が非常に大きい。 | いきなり頭を撫でるのではなく、低い姿勢で静かに見守り、自分から近づいてくるのを待つ。大きな音や動作は避ける。 |
| 保護猫 | 元々単独行動を好む動物のため、集団生活や環境の変化に強いストレスを感じやすい。臆病になり隠れてしまう子が多い。 | 隠れている場合は無理に引き出さない。目を合わせすぎず、ゆっくりと瞬きをして安心感を与える。静かに声をかける。 |
彼らは、新しい環境や人に対して「不安」を抱えていることが多くあります。大切なのは、すぐに仲良くなろうとするのではなく、彼らのペースを尊重し、「安全な人である」と理解してもらうことです。
3.保護動物たちとの「正しい接し方」
動物たちとの心の距離を縮めるためには、彼らの気持ちを理解した行動が欠かせません。
正しい接し方の基本
- 静かに、ゆっくりと:大きな声や急な動作は、動物を驚かせ、恐怖心を与えます。特に犬舎や猫舎の前では、声のトーンを落とし、ゆっくりと動くように心がけましょう。
- 目をじっと見つめすぎない:動物にとって「目をじっと見つめる」行為は、威嚇や敵意を示すサインと受け取られることがあります。目を合わせる時は、すぐに逸らしたり、ゆっくりと瞬きしたりして、敵意がないことを伝えましょう。
- 触れ合いは動物から:犬や猫が自分から近寄って来たり、撫でてほしいサイン(例:体をこすりつける、お腹を見せる)を出したりするまで待ちましょう。許可なく触ることは避けてください。
- 低い姿勢で安心感を:特に体の小さな猫や犬にとって、立ったままの人間は大きな脅威です。低い姿勢をとることで、警戒心を和らげることができます。
センターを訪れることは、保護活動への理解を深めるだけでなく、私たち自身の動物に対する接し方を見直す貴重な機会になります。命の大切さを学び、彼らの「次の物語」を応援しましょう。



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