【真下から観察】ペンギンはなぜ空を飛ぶように泳ぐのか?宮島水族館のペンギンプールの秘密

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水族館の人気者、ペンギン。陸上ではヨチヨチと愛らしく歩く姿が魅力的ですが、ひとたび水に入ると、その姿は一変します。

宮島水族館(みやじマリン)のペンギンプールでは、水中トンネルや下からのアクリルビューを通して、まるで空を飛んでいるかのように水中を滑走するペンギンの姿を観察できます。

この記事では、宮島水族館で飼育されているフンボルトペンギンを中心に、彼らが水中を高速で、優雅に泳ぎ回れる秘密と、展示の魅力をご紹介します。

※この記事に掲載している画像はイメージです。実際の団体、個人、店舗、商品などとは異なる場合があります。


1. 宮島水族館のペンギンプール:観察の特等席

宮島水族館のペンギンプールは、来館者がペンギンの水中での能力を最大限に感じられるよう工夫されています。

真下からの観察が教えてくれること

宮島水族館のペンギンプール(1階)には、ペンギンが泳ぐ水槽の真下から見上げる形のビューポイントが設けられています。

  • 翼の動きに注目! このアングルで見ると、ペンギンが「翼」を広げ、まるで鳥が空を羽ばたくように水中を力強く動かしているのが分かります。陸上での不器用な歩き方からは想像もつかないほど、水中では翼をオールのように使い、颯爽と泳ぎ回る「格好いい」姿を見せてくれます。

宮島水族館で飼育されているフンボルトペンギンは、南米のチリやペルー沿岸に生息しており、比較的温暖な地域出身のため、日本の気候にも馴染みやすい種類です。彼らの水中での動きは、まさに自然が作り出した「水中の飛行士」のようです。


2. 「飛ぶ鳥」から「潜る鳥」へ:ペンギン進化の秘密

ペンギンは鳥類ですが、空を飛ぶことはできません。彼らが水中での生活に特化するために、体の構造は大きく進化しています。

水中飛行を可能にする3つの体の秘密

  1. 密で重い骨: 空を飛ぶ鳥の骨は軽量で中空ですが、ペンギンの骨は密度が高く、重く、中が詰まっています。この重い骨は、水に潜る際の「ウェイト」となり、浮力に逆らって深く潜るのを助けています。
  2. 短く硬い翼(フリッパー): ペンギンの翼は、空を飛ぶための柔軟な羽ではなく、**短く平らで硬い「フリッパー(ひれ状の翼)」**へと進化しました。このフリッパーは、水を捉え、推進力を生み出すパドルのように機能します。
  3. 流線形の体と体の凹凸の少なさ: 泳ぐ際の水の抵抗を最小限にするため、ペンギンは体形がマグロのような流線形をしており、足の骨の大部分は胴体の中に隠れています。これにより、水中での抵抗を極力減らし、高速で泳ぐことが可能になっています。

3. ペンギンのもう一つの秘密:マッチョな胸筋

水中を力強く「飛行」するためには、非常に強力な筋肉が必要です。

  • 発達した胸骨(きょうこつ): ペンギンは、水中でフリッパーを上下に動かすために、特に胸の筋肉が大きく発達しています。この強力な筋肉を支えるため、彼らの胸の位置にある骨(胸骨)は、船のキール(竜骨)のように大きく突き出ています。

陸上でよちよちと歩き、太っちょに見えるペンギンですが、その体の中は、水中での激しい活動に対応するための強靭な筋肉と骨格が詰まった、まさにマッチョな体なのです。

宮島水族館では、ペンギンの愛らしい姿だけでなく、彼らが水中という過酷な環境に適応するために獲得した驚異的な身体能力と進化の物語を感じ取ることができます。

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